2011.08.14 日記 イリュージョニスト 7年程前に観た「ベルヴィル・ランデブー」が、デヴュー作だったショメ監督の二作目。 私も大好きな「ぼくの伯父さん」のジャック・タチ監督の幻の脚本を、タチの切なさとユーモアを生かしつつ、見事に懐かしく暖かなテイストのショメ・タッチに仕上げている。 1950年代のパリ。 時代遅れの手品で、細々と仕事をこなす老マジシャンと、田舎町のバーから脱出してきた少女アリス。 娘の面影を持つ彼女に、マジックで洋服や靴を与える彼の哀しい優しさが胸を打つ。 アニメを見ない人も嵌る美しさ、これじゃなくっちゃネ!