思い返せば、茶箱展前の長野の善光寺、奈良の興福寺中金堂落慶法要。
行く先々で散華散る二か月間。
極めつけは、官休庵全国大会in滋賀 長浜の献茶。
御家元と若宗匠が、二カ所同時刻で献茶という前代未聞の試みに立ち合った。若宗匠が、竹生島の弁財天に捧ぐ丁寧に練られた濃茶は、読経と散華散る中で静かに捧げられた。雨上がりの旧階段を登った先の、厳かな儀式に感動も一入だった。
翌日の慶雲閣での茶会も盛大で、準備の御苦労が垣間見え、自然に頭が下がる。
第一席目でお茶を頂き、福森道歩さん作の水指もゲット出来、稽古仲間との合流で心から楽しめた次第です。
その後、近江八幡~京都を一人旅してゆっくり戻りました。
夢に出た高源寺の十一面観音立像に再会し、滋賀の地が持つ恵みや気骨ある近江商人魂、人々の温かさ等、収穫の多い旅でした。感謝ですネ。