スリップウェアから、国宝志野茶碗「卯花墻」(ウノハナガキ)まで堪能!雨中に紅白の梅が薫る趣のある佇まい、柳宗悦設計の日本民藝館。
黒光りする階段の手摺りや廊下、軋む床、ちょっと懐かしい風情が居心地を良くしている。
自然で健康的な美が遊ぶ「スリップウェアと西洋工芸」、旅の記憶が蘇る「中国・東南アジアの陶磁」等、いい肌合いの陶磁器がさして解説もなくアッサリ展示されている様がいい。
所蔵品の中でも、のびのびとした表現が特に目を引いたのが、日本の桃山時代の焼物だった!
感動を胸に、三井記念美術館「茶会への招待」へGO!
初めて見る、利休が所持した侘びた釜鐶と灰匙(緑青で真っ青)。三千家を起こした弟達の長兄(千 宗拙)が削った茶杓、すごく珍しい!
国宝の志野「卯花墻」、長次郎の黒楽「俊寛」、光悦の黒楽「雨雲」等々、ここでも桃山ゾクゾク!
あまりに高質な所蔵品達にただただ平伏すばかりなり。 恐るべし三井財閥!